プレスリリース

平成24年9月13日

社団法人 アルコール協会

「アルコール製剤の除菌性能を評価する試験方法の規格化等」を提言
アルコール製剤研究会報告書をとりまとめ
 


アルコール協会に設置されたアルコール製剤研究会(委員長:田中慶司(東京医科大学理事長))は、今般、アルコール製剤の普及及び適正な利用の促進を図るための提言を主な内容とする報告書をとりまとめました。

(配布資料 pdf版)

1.  アルコール製剤研究会報告書(要約版)

2.  アルコール製剤研究会報告書(ファイルサイズ 8,255KB)

3.  塗布法によるアルコール製剤の除菌活性試験方法(アルコール協会規格原案:表紙及び目次)

4.  拭き取り法によるアルコール製剤の除菌活性試験方法(アルコール協会規格原案:表紙及び目次)

 

なお、資料3及び資料4については、表紙と目次のみ配布させていただいておりますが、必要のある方はアルコール協会までお問い合わせください。

 

 

報告書のポイント

アルコール製剤の除菌の意義、除菌効果の測定方法等について、必ずしも十分な理解が得られている状況にはない。このため、客観的な評価基準に基づきアルコール製剤が持つ特性を明らかにし、その評価結果を需要者に正しく情報提供していくことが求められている。

かかる視点から、以下の3項目を提言。

1.除菌活性試験方法の規格化

次の2つの試験方法をアルコール協会の規格とすること。

・塗布法(アルコール製剤を除菌対象物に直接散布する使用形態を近似)

・拭き取り法(アルコール製剤を散布した布や紙で除菌対象物を拭き取る使用形態を近似)

2.優良なアルコール製剤の表示制度の導入

薬事法の規制対象となっている医薬品・医薬部外品を除くその他のアルコール製剤を対象として、優良と認められるアルコール製剤を表示する制度(優良アルコール製剤マーク制度(仮称))の導入について検討すること。

3.アルコール製剤部会(仮称)の設置

アルコール協会内にアルコール製剤関連企業が幅広く参加する場(アルコール製剤部会(仮称))を設け、アルコール製剤の特性や利便性についての広報・啓発活動の展開について検討すること。

 

 

(本発表資料のお問い合わせ先)

一般社団法人 アルコール協会

本城  薫

電話:03-6228-8821