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アルコールで簡単に草木染めができるそうですが,詳しい方法は?
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アルコールは植物の色や香りをよく抽出します.抽出した液を染色液として使い簡単に染色ができます.
  1. 染めたい布(白地の絹が適しています)が充分に浸るくらいの大きさの空きビンに,色を抽出する植物を入れアルコールをひたひたに注ぎます.二昼夜くらいおいて好みの色になったら,植物を取り出します.染色液のできあがりです.
  2. 染めたい布を,染色液にまんべんなく浸しときどきビンを揺すって染めむらを防ぎます.二昼夜くらいそのままにします.
  3. 布をビンから取り出し,軽く絞って媒染液に入れ色止めします.媒染液には食酢か焼きミョウバンを使います.食酢は原液のまま,焼きミョウバンは布の重さの6%くらいを布が浸るくらいの水で溶かします.色止めはすぐに反応し,媒染液で仕上がりの色が異なるのも楽しみです.
  4. 色止めした布を水洗いし,半乾きでアイロンをかけて仕上げます.
  5. 染色を作るのに適した植物
    柴キャベツ,よもぎ,緑茶,ハイビスカスティー,柴色のパンジーの花びら,巨峰の皮,柴タマネギ,紅花の花びら,紅花の茎葉,玉ねぎの皮など.