アルコールの取扱上の注意点

アルコール(エタノール)は、酒の主成分で昔から利用されています。
アルコールを使用する際の注意事項を下記に示します。
なお、下記以外では商品に表示されている「使用上の注意」に従ってください。
  • アルコールは引火しやすい性質があります。
    料理で熱いフライパンにブランディーを入れて燃やすことはご存知でしょう。薄いアルコールでも温度が上がれば燃えます。消毒用アルコール(80度)のような濃度が高いものは、20℃以上になると燃えます。使用にあたっては、そばに火種となるものを絶対に置かないでください。電気器具のスイッチの小さなスパークも危険です。これはベンジンや石油でも同じです。
    アルコールは気化して可燃性ガスとなり、空気中に3%以上19%未満含まれると、火気の近くでは引火・爆発することがあります。使用する時は、風通しに気をつけ、火気の近くには、絶対に置かないでください。
  • アルコールは皮膚や目を痛めることがあります。
    濃いアルコールに直接皮膚をさらすと、荒れる可能性があります。また、直接目に入ると刺激があります。すぐ水でよく洗ってください。ひどい場合には医者の手当を受けてください。
     
  • アルコールを多量に飲んだ時は、口を濯ぎ、水を2〜3杯のませて吐き出させ、医者の手当を受けてください。
     
  • 作業現場では、1000ppm(0.1%)以上を含む空気で8時間以上継続して作業をしないよう注意されています。